子之神社で1月9日、恒例行事の「お的祭(まとさい)」が行われた。
毎年1月9日に菅氏子会(上原宏也会長)により開催されている射的行事。ヨシでできた1m四方の的の裏に「鬼」の文字が書かれた紙を貼り射抜くことで五穀豊穣と悪霊退散、地域安全を祈念する。
社殿での神事後、境内へ移り、ウメ木と竹の弓矢で神職から順に約8m先に吊るされた的を狙った。その後は参拝者らも次々と射的。家族で訪れ的を射抜いた亥角聖矢さん(29)は「人生初の弓矢だったが幸先が良い。今年は良いことが起きれば」と笑顔を見せた。菅氏子会の上原会長は「滞りなく終了した。先人から引き継ぎ、的も弓矢も手作りだが、素材が段々と手に入らなくなっている。伝統をつなぐというのは地道な努力と忍耐が必要だ」と述べた。
境内では甘酒やみかんが振る舞われた。
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