南生田中学校PTA(高井一恵会長)が、2023年度優良PTA文部科学大臣表彰を受けた。昨年11月24日には、都内のホテルで表彰式が行われた。
PTAの健全な育成や発展を目的に、組織、運営、活動の面から優秀な実績をあげた団体を表彰するもの。全国の小中学校や義務教育学校、特別支援学校、私立幼稚園・認定こども園から優良PTA団体122団体を文科省が選出。川崎市内では殿町小学校(川崎区)父母と教職員の会も表彰された。南生田中PTAは、21年度に神奈川県の優良表彰を受けている。
同PTAは、ウェブ会議などの開催やLINE Worksなどを利用し、多様な会員が参加しやすい環境を整備。また、アンケートの回答、講習会の参加などは、紙だけではなくグーグルフォームやメールを使用するなどデジタル化を推進し、利便性の向上に励んでいる。PTA会議室にWi―Fiを導入し、ペーパーレス化、IT化を推進している点なども評価された。
17年度から22年度まで会長を務めた片野貴人さんは、18年度から始めた保護者を対象としたアンケートの成果に言及。「会員の皆さんがどういうことをしたいのか、PTAの活動をどう思っているのかを聞き、変えることができる部分は変え、参加しやすい環境をつくってきた」と振り返る。アンケートの調査結果を基に、22年度には希望の多かった給食試食会を実施するなど、会員の声を次年度の活動に生かしてきた。
同PTAの取り組みについて同校の小松隆之校長は「学校教育に深い理解を示してくれており、子どもたちの頑張りや努力を地域へ積極的に発信していただいている」と評価し、謝意を示した。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|