年明け、各地で凧作りが行われ、数多くの凧が青空高く舞い上がった。
二ヶ領せせらぎ館周辺で1月8日に行われた凧あげイベントには、約180人が参加した。
20年以上前から毎年実施している。かわさき水辺の楽校(安立潔校長)と多摩区こどもの外遊び交流委員会が主催した。
日本の凧の会横浜支部のメンバーが参加者に作り方を伝授。その後、多摩川の河川敷で約110の凧が空を舞った。安立校長は「青空で天気もよく、風もあった。親子で楽しむ姿が見られて良かった」と話した。
岡本作品モチーフに
川崎市岡本太郎美術館で1月23日に行われた「TARO凧をつくろう!」には、23家族が参加した。竹と和紙を使った本格的な凧作りは、同館の恒例行事。昨年は同館が工事で休館だったため、2年ぶりの開催となった。
絵付けでは、岡本太郎氏の絵画や彫刻作品を見ながら、自由に描写した。オリジナルの作品を描く子どももいた。その後、紐や竹などを使い、オリジナルのTARO凧を完成させた。イベント後、屋外で元気よく走りながら、凧を飛ばす子どもたちの姿もあった。
和凧インストラクターで講師を務めた同館の小山裕行さんは「思い思いに絵を描いて、凧作りを楽しんでもらえてよかった。外で元気よく、凧あげを楽しんでもらいたい」と思いを話した。
家族5人で参加した久保美由姫さん(10)は「モチーフを真似るのが難しかった。さまざまな色を使って、きれいな凧になって良かった」と笑顔を見せた。父の貴博さん(36)は「子どもたち4人と協力して凧作りができた。成長を感じ、本当に良い思い出になった」と振り返った。
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