同業者に道具届ける 美容師グループが被災地に
美容師らのボランティアグループ「PRIC」のメンバーが東日本大震災で被災した同業者を支援しようと、道具を集めて宮城県の美容師や理容師に届けた。先月に続いて2回目の被災地訪問。
PRICは川崎市や町田市、八王子市を中心とした美容師で結成するボランティアグループ。今回、向かったのは被害が大きかった宮城県石巻市と南三陸町。地震や津波で道具を失った同業者らに道具を手渡そうと取り組んだ。
PRICのメンバーが中心となり取引業者や知り合いの美容師らに協力を求め、ハサミ約40丁やクシ、クロスなどのカット用品一式を集めたという。4月18日の夜にメンバー2人が現地入り。石巻市内や南三陸町内の避難所10カ所を回り、人づての情報を頼りに理容師や美容師を探したという。
「震災を機に理容店をやめようと思うと話してくれた老夫婦が、嬉しそうにハサミを選んでいた。見ていて嬉しく感じた」と現地に出向いたメンバーの八木裕之さん(46)。「情報が全くなく、人探しのようだった。テレビのニュースは一部で、現地は想像以上に悲惨だった。道がない場所もあり、行くのが大変だった」とも話していた。
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5月3日
4月26日