中野島中学校には生徒たちが自作のロボット作りに励む「ロボコン部」がある。顧問の小林久直教諭によると「大会出場校数からすると、市内に10校もないはず」という中学校では珍しい部活だ。
同部は科学技術工作部として平成11年にスタート。これまでに各種のロボットコンテストで全国出場を果たし、平成21年には全国大会で優勝するほどの実績がある。
モーターやタイヤなどを金具で組み合わせた自作のロボットを操り、特定の仕事(ボールを拾って整列させるなど)の速さと正確さを競う。勝つには細かい部分の工夫が必要だ。
ピンポン球とゴルフボールを区別して並べるロボットでは「ある程度の硬さを持たせたアクリルの板を通過させ、重いゴルフボールは下へ、軽いピンポン球は上に行くようにした」と生徒のひとりは説明する。
22日に行われた「全国中学生創造ものづくり教育フェア」でも優秀な成績を収め、12月4日に行われる関東大会への出場権を得た。
小林教諭は「小学生の頃、プラモデルに熱中した子も多い。ロボットコンテストなら大きく評価されるチャンスにもなる」と話した。
|
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|