お手柄3人 連携で消火 多摩消防署が表彰
多摩消防署は5日、建物火災を発見して、通報、消火活動を行った仁藤昭二さん(61)と仁藤悦子さん(29)、佐々木直也さん(31)を消防協力者として表彰した。
火災は、先月16日に宿河原2丁目の住宅で発生。隣接するアパートに住む仁藤昭二さんが煙と炎に気づき、周囲に知らせという。娘の悦子さんが119番に通報し、同じアパートに住む佐々木さんが駆けつけ、アパートに備え付けられていた消火器3本を使って火を消し止めたという。
火災は初期に消火できたため、外壁とブロック塀を燃やす程度。火災があった建物に住む70代の夫婦にケガはなかった。
昭二さんと悦子さんは「熱さと煙で気持ち悪くなるほどだった。火はスピードがあり、煙が怖いと実感した。うまく消火器のリレーはできてよかった。消火器は大切と感じた」と話していた。
「大事に至らなくてよかった。震災後からイザという場合のこともイメージしていたので冷静に対処できた」と佐々木さん。
石井敏幸署長は「(現場は)建物が接近している中、火災が大きくなって逃げ遅れる可能性もある。勇気ある行動で助かった」と3人に感謝の意を述べていた。
火災の原因は現在、調査中という。
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5月3日
4月26日