力士が老人ホームを慰問 宿河原のネクサスコート
力士と握手を交わし、笑顔をみせる入居者
宿河原にある老人ホーム「ネクサスコート多摩川桜並木」に先月26日、東京・両国の相撲部屋「出羽海部屋」の力士が慰問に訪れた。
訪れたのは佐田錦、出羽大亀、出羽ノ城の３力士と元金開山の岩友親方。４人が登場すると約60人の入居者から「わー、大きい！」などと声が上がった。レクリエーションでは職員を相手に取組を披露。質問コーナーでは「１回のご飯はどれくらい食べるのか」という問いに出羽ノ城さんが「どんぶり３杯。寿司なら50貫」と答えて会場が沸く場面もあった。３力士は入居者一人ひとりと握手を交わし交流を楽しんだ。
岩友親方は「毎日たくさんご飯を食べて稽古をしている。３力士も横綱をめざして頑張るのでぜひ応援してほしい。皆様の元気を両国から祈っています」とあいさつし、五月場所の番付表や縁起物の大入り袋などをプレゼントした。
施設長の遠藤文江さんは「今回は初の試みだった。入居者さんがこれまでにないくらいの笑顔を見せてくれた。それがとても嬉しい」と話した。
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