散髪ボランティア600回 理容組合多摩支部
老人ホームの入居者に散髪ですっきりしてもらおうと、神奈川県理容生活衛生同業組合の多摩支部が社会貢献の一環として取り組んでいる訪問理容ボランティアが25日、600回目を迎えた。
支部発足の1964(昭和39)年から始まったこの取り組みは当時、養老院実習と呼ばれ、理容業界の若手の技術向上の場となっていた。350回を迎えた際には当時の市長から組合員全員に感謝状が贈られた。
現在は月に1度の恒例行事となっており、区内の特別養護老人ホーム長沢壮寿の里と麻生区の柿生アルナ園を訪問している。長沢壮寿の里で節目を迎えたこの日は、組合員8人が入居者16人を散髪した。同ホームのスタッフは「なかなか外に切りにいけないので、皆さん楽しみにしている」と話した。
組合員の菊地二三夫さん(54)は「理容業界のチームワークの良さも手伝って、長く続いている。若手への指導の場になっているだけでなく、車いすの操作や介助の勉強にもなり、お互いにうれしい関係」と話していた。
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5月3日
4月26日