戦時の登戸研究所を証言 21日、企画展の一環で
「元登戸研究所関係者による証言会」が21日、明治大学で行われる。主催は明治大学平和教育登戸研究所資料館。参加費無料。
ゲストは登戸研究所に勤務していた3人と、本土決戦に備えて研究所が疎開した長野県で缶詰型爆弾の作成に携わった人とその弟の5人。当時を知る人の「生の声」をインタビュー形式で聞く。
このイベントは現在開催されている企画展「本土決戦と秘密戦〜その時登戸研究所は何をしていたか〜」
の一環として行われる。同展では疎開先の実地調査や秘密戦の実戦部隊であり登戸研究所とも密接な関係だった陸軍中野学校の役割の変化について検討し、本土決戦体制が「幻」ではなく、現実に準備されていたことを伝える。
同研究所は戦前に旧日本陸軍によって開設された研究所で正式名称を「第九陸軍技術研究所」という。特に諜報・謀略や秘密戦兵器の研究開発など「秘密戦」の中核を担っていたため、「登戸研究所」という秘匿名で呼ばれていた。
証言会は午後1時から3時まで。会場は明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホール。定員は280人。事前申し込み不要。希望者は当日直接会場へ。
また、企画展は来年3月8日まで。午前10時から午後4時まで。日曜日から火曜日は休館。入館料無料。
問い合わせは同資料館(【電話】044・934・7993)へ。
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5月3日
4月26日