生田の町に威勢の良い声が響き渡った。五反田神社例大祭が19日と20日に開催され、神輿が生田を巡行した。神社境内では演芸大会も行われ、盛大な祭礼となった。
19日は宵宮として、演芸大会を実施。子ども太鼓やカラオケ大会などで盛り上がったほか、川崎市の伝統芸能である「栗谷囃子」の足踊りも披露された。20日は例大祭として神輿の宮出しが行われた。生田中学校や区内外の各地から350人以上の応援が集まり、地元住民と団結して生田の町を渡御。坂道が多い地域だが、子どもから大人までが笛の音に合わせて「ヨイサー!」と声を上げて勇ましく練り歩いた。生田駅前の商店街も通り、多くの人の注目を浴びていた。
宮入りの後は五穀豊穣などの願いが込められた神輿の稲穂を来場者に投げ渡した。恒例の「直会(なおらい)」では、一升枡に日本酒を入れて応援に来た人々に振る舞った。
五反田神社奉賛会の磯野清会長は「(例大祭は)子どもから90歳以上の方までが一同に会する大切な場。みんなで力を合わせて地域を盛り上げることに喜びを感じている」と話していた。
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