川崎南部で繰り返し行われている、憎悪と差別の扇動表現「ヘイトスピーチデモ」の実態を伝えるパネル展があす21日(土)、溝口駅前のキラリデッキで開かれる。
差別デモへの抗議活動を続ける市民団体「クラック川崎」と「差別反対 女組」が共催。同会場で行われる「第22回 公害・環境、健康、街づくりフェスタ」の一角を間借りして行う。
在日コリアンをはじめとした外国人市民に差別をあおるヘイトスピーチデモは全国的に行われ、川崎ではこれまで12回実施されている。事態の深刻化を受け、国会でヘイト根絶の法案化が審議され、今国会で成立する見込みとなった。
パネル展では昨年11月と今年1月に川崎区で行われた記録を写真や映像で紹介し、報道資料なども展示する。会場ではカウンター(抗議)活動に参加してきたクラック川崎のメンバーらがパネルやヘイトデモの実態について説明する。
クラック川崎の前野公彦さんは「ヘイトスピーチは共生を目指す地域社会を分断し社会・生活環境を壊すほか、青少年・児童への教育の悪影響も懸念される。近隣諸国との外交関係をベースに憎悪と差別を先導している点からも、戦争への道の重要なファクターにもなる。川崎南部の問題としてとらえず、より多くの市民に知っていただければ」と呼び掛ける。午前11時から午後3時。入場無料。
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