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運動機能の維持が「鍵」 パーキンソン病は怖くない 登戸内科・脳神経クリニック
何もしていないのに手足が震える、顔の表情が動きづらい――などの症状を伴うパーキンソン病。脳内で起こる神経伝達の異常が原因で、症状が進むと車いすや寝たきりになる人も多く、まだまだ不治の病というイメージが強い。
「パーキンソン病の発症そのものは予防できなくても、適切な治療で日常生活を維持することはできる」と話すのは登戸内科・脳神経クリニックの加茂力院長。パーキンソン病の症状を抑える薬は近年、高い効果が認められているものが増えているという。40代でパーキンソン病を発症した男性の例をあげると、完治はせずとも運動機能を維持していくことで日常生活を過ごし、70代の今でも普通に生活しているという。
加茂院長は「パーキンソン病はいきなり体が動かなくなるわけではありません。発症しても3年、5年、15年と病状を診て、現状より悪化しないよう治療を進めます。長期にわたる治療のなかで最も大切なのは、運動機能を維持することです。正しい早期診断と適切な治療、リハビリは欠かせません」と話す。
専門医の適切な指導があれば、パーキンソン病は「うまくつきあっていく病気」になりつつある。「一番怖いのは、ただの加齢による老衰だと思っていた症状が実はパーキンソン病によるものだった時。知らずに時間が経過し、症状が進んでしまう」と加茂院長。最近では、老人ホームでケアマネジャーがパーキンソン病患者を発見するケースもあるという。
長年治療を続けても、症状が進んでしまい内臓の動きや嚥下の機能を維持できず、薬を飲みこめない状態になると治療を諦めたくなる患者も多い。
加茂院長は「家族が弱っていくのをそばで見ているだけなのは辛すぎる。本人の意向はあるが、効く薬があるなら、胃ろうまでは進めたい」と持論を語る。
「さまざまな治療法がある。患者や家族、医師に治療を諦めない気持ちが大切。胃ろうを最後の希望として、むやみに怖がらないでほしい」と加茂院長。
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5月3日
4月26日