川崎生田ライオンズクラブの会長に就任した 村田 章(あきら)さん 宮前区在住 67歳
「人と同じはつまらない」
○…川崎生田ライオンズクラブの会員になって8年目。来春で30周年を迎える同クラブで初めて会長に就任した。会員36人のまとめ役として、今年掲げたスローガンは「皆仲良く、奉仕は一丸で!」。「人が集まると、しがらみが生まれるかもしれないが『良いこと』は力を合わせて取り組みたい」と思いを込める。
○…クラブで25年続くアクティビティ(活動)の一つが、障害者の療育相談を受ける「なごみ福祉会」の幅広い年代の園生やその家族らと行く日帰りキャンプ。総勢100人ほどで、毎年5月ごろに相模原市のキャンプ場へ行き、魚のつかみ取りやバーベキューをして1日を過ごす。長年の付き合いになっている園生も多く、成長や生き様を見守っているようで誇りに思っている活動の一つだ。「誰かがやらなきゃいけないけれど、なかなかできない…。そんな奉仕活動は、率先してやるから価値がある」
○…石川県金沢市出身。実家が鉄工所だったため、ものづくりに魅力を感じて30代で上京。東京の造形作家事務所に勤務し、動物園のサル山の設計や公共施設の壁画、モニュメントなどの制作に携わった。現在は小島石材(宮前区)の代表として、墓石のデザインを手掛ける。「遊び心」を大切に、故人のモチーフを取り入れたデザインを心がけている。「人と同じじゃつまらない。造形物は、ここまででいいやというのはない。お墓のデザインも同じこと」
○…学生時代から冬山登りやゴルフ、サッカーなど体を動かすのが好き。最近は低い山を、日々の反省を反すうしながら歩くのが楽しい。大切にしている言葉は「かみに見捨てられたら、我手でつかめ」。大学のトイレの落書きで見かけてから忘れられない。「どんな時も楽しくユーモアあふれる雰囲気でいたい。クラブが和気あいあいとしていれば新しい会員が加入するときも快く入れる」。会長として「入ってみたい」と思えるクラブを目指す。
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9月20日
9月13日