戦争で「秘密戦」を担う機関として旧日本軍陸軍が開設し、終戦後に閉鎖された「登戸研究所」(東三田)に当時勤務していた人を招いた証言会が3月11日(土)、開かれる。会場は明治大学生田キャンパス第二校舎A館4階。午後1時半〜3時。定員126人で予約不要。
当日は登戸研究所の姿をテーマに、山田朗館長らの司会進行で話を聞く。証言者は2人で、元同研究所第二科所属の太田圓次さんは、風船爆弾試射などに従事。元同研究所第三科所属の岸井三治さんは、偽造法幣の製紙に携わったという。
風船爆弾は、アジア太平洋戦争末期に米本土を攻撃する大陸間横断兵器として製造。同研究所第一科が中心で開発が進められた。和紙をこんにゃく糊(のり)で張り合わせた気球に水素ガスを入れ、約9千キロの距離を飛行させ、気球につった爆弾を運ぶ仕組み。約9300発が発射されたとされる。
同研究所資料館では第7回企画展「登戸再発見」を3月25日(土)まで開催中。場所は同キャンパス内、入館無料。日曜〜火曜と今月18日は休館。問い合わせは【電話】044・934・7993。
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