施行70年の憲法記念日にあたる5月3日を前に、たま憲法連絡会(川口洋一委員長)による大集会が先月26日、多摩市民館大ホールで開かれた。
平和や人権について考え、憲法九条の理念を広めようと企画された集会には、600人以上が参加。川口委員長は冒頭に「東京五輪では日本を訪れる人たちに、この国には平和を求める憲法があるということを訴えていきましょう」と話した。
「憲法が輝き、文化うるおう時代を」と題した対談では、作曲家の池辺晋一郎さんと、戦没画学生慰霊美術館「無言館」(長野県)館主の窪島誠一郎さんが登場。池辺さんは「平和について歌うことで、読んだときとは違う何かを醸し出したい。合唱は聴いている人たちが心の中でつながることもできる」と音楽の力について語った。
第2部では窪島さん作詞、池辺さん作曲による、憲法への思いなどを込めた混声合唱組曲「こわしてはいけない―無言館をうたう」の一部を、市民公募による合唱団約100人が熱唱。そのほか講演や、市民団体によるステージパフォーマンス、意見発信などが披露された。
同集会の呼びかけ人は川口委員長、2月に10周年記念講演会を開いた生田9条の会の、井上紀代さんほか。
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