川崎北部の「モノづくり企業」がこだわりと技術力を注入し、実車の4分の1サイズで本格的なラジコンスポーツカーを完成させた。
(株)三矢研究所(古澤利夫社長)=麻生区=が発表したのは、約50年前に登場し「ヨタ8(ハチ)」の愛称で人気の高い小型スポーツカー「TOYOTA SPORTS800」。今回は同車生誕50周年を記念し、トヨタ自動車(株)の監修のもと、細かなデザインや当時のカラーリングを再現するなど忠実に再現した。
古澤社長は「部品一つひとつを自分たちで作り上げる会社の姿勢で愛情を注いだ。会社の技術力の集積とも言える」と語る。
電子機器の設計や開発から製造、納品までを請け負う同社。昨今では防犯関係の依頼も多く、遠隔操作で飛行する機械、ドローンの製品化も手掛ける市内で数少ない企業として注目が集まっている。ラジコンカー技術は「自動操縦できる、動くセキュリティ機器の必要性を感じて」(古澤社長)と、13年前から始まった開発がベースとなっている。
2014年からは高津区の「てくのかわさき」でラジコンカー製作教室を開講しており、これまでに70人以上が参加。今回のヨタ8も9月30日から全7回講座(費用38万円)で教室が開かれる。
「戦後の日本が元気になってきた頃に登場した、日本で初めてと言えるスポーツカー。ものづくりや車が好きな人にお勧めしたい」と古澤社長は話す。詳細はてくのかわさき【電話】044・812・1090。
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