区民の防災意識の向上や防災対策の強化を目指す多摩区総合防災訓練が11日、生田中学校などを会場に行われた。当日は約500人が参加。三田第2、第3公園で住民主導の一時避難訓練が行われたほか、生田中には16の体験ブースが設置され、参加者は避難所開設訓練や初期消火体験、感電ブレーカー体験などをスタンプラリー形式で巡りながら防災意識を高めた。
今回、企画の一つとして「体験型防災アトラクション」を区内で初開催。想定外の自然災害が発生したという設定のもとミッションをクリアしながら脱出を目指す体験型の訓練で、140人が参加した。制限時間があり、音楽や照明などで緊迫した状況の中、家族や仲間同士で協力し合う場面が多く見られた。友人と参加した森一暉君(14)は「大きな災害でも一人ひとりにできることがあると学んだ。今日のことを忘れずに生かしていきたい」と話した。
4月頃から当日に向けて準備を進めてきた、生田中学校避難所運営会議の磯野清委員長は「訓練で課題がみえ、自信がつく。ここがスタートだと思っている」と気を引き締めた。
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