多摩警察署（佐宗茂署長）で今月19日、署員が日頃の鍛錬の成果を披露する「武道始式」が行われた。地元の団体関係者や来賓らが集まる中、若手署員らが熱戦を繰り広げた＝写真。
今年は改装工事を終えた道場で気持ちも新たに開催。神奈川県警の斉藤実本部長が督励官として初めて参加し、演武を見守った。
多摩署管内に勤務する職員らの勝ち抜き戦では柔道、剣道それぞれ13人ずつが対戦。柔道では向ヶ丘遊園駅前交番巡査部長の砂坂巧さん、剣道では管理係巡査の加藤龍さんが優勝した。加藤さんは「優勝でき大変光栄。縁の下の力持ちとして現場をサポートしていきたい」と話した。
このほか、県警特別訓練員を相手にする五人掛けでも署員らが健闘。実践逮捕術では、被害が絶えないオレオレ詐欺を題材に、寸劇で逮捕方法を披露した。
石本孝弘区長は「はつらつとした演武に感動。たゆまぬ努力の成果だと思う」と署員らを激励。佐宗署長は「多摩署員の意気込みが伝わったでしょうか。今年も皆さんの協力を得ながら、まちの安全のために頑張っていく」とあいさつした。
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