若手農業者の先進的取り組みを視察しようと福田紀彦市長が今月5日、枡形1丁目にオープンしたイチゴ農園「BUNKAEN」を訪れた。JAセレサ川崎の梶稔副組合長や川崎商工会議所の山田長満会頭らも同行し、同園の北見純一さん(37)から栽培方法や地産地消の取り組みなどについて話を聞いた。
市農業青年協議会とJA青壮年部に所属する北見さんは、父親が亡くなったことを受け28歳の時にサラリーマンから途中就農。元々はナシ専業だったが「ナシの購買年齢が上がっている中で10年後、20年後を見越した経営を」と、消費者ニーズを踏まえて一部作目転換を図り、イチゴ栽培を開始した。他のイチゴ農園の取り組みを参考にしながら1品種(紅ほっぺ)に絞って栽培。「こだわりは収穫のタイミング。量よりも質を重視し、完熟の状態で提供できるよう気を使って管理している」と北見さん。すでに中野島のパン屋で同園のイチゴを使った商品を販売するなど、積極的に地産地消に取り組む。
参加者らは糖度17度にもなるという同園の甘いイチゴを試食。福田市長は「若手が勉強熱心に活躍している。市としても都市部の農業にマッチするサポートをしていきたい」と話した。
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