2018年12月から改築工事が進められていた多摩消防署宿河原出張所(宿河原3の12の1)の新庁舎がこのほど完成。3月18日から業務を再開した。4月1日からは救急隊1隊が新たに配備される。
建て替えは築50年近かった旧庁舎の老朽化と、救急隊の増隊に伴うもの。2階建てで、1階には車庫や受付、警防倉庫、消毒洗浄室など、2階には隊員の仮眠室や食堂が整備された。車両は消防ポンプ自動車に加え、4月から高規格救急自動車を配置。救急隊増隊により、建て替え前の5人体制から8人体制になる。
多摩区内には枡形の本署のほか、宿河原と菅、栗谷に出張所があり、増隊後は4カ所全てに救急隊が配置されることになる。同署は「改装で地域の皆さんにはご迷惑をおかけした。今後も今までどおり地域の安全を守っていく」としている。
市内出動件数昨年より少なく
川崎市内の救急出動件数は、昨年まで11年連続で過去最多を更新。年間7万5000件を超える。市消防局は出動要請に応えるため救急隊の増隊を続け、宿河原への配置で29隊目になる。
一方、今年1月から3月23日までの救急出動件数は、市全体で昨年同時期より約1400件減。多摩区内でもおよそ200件少ない。外出自粛の傾向や、感染症の相談窓口が帰国者・接触者相談センターになっていることなどが影響として考えられるという。
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