約130本の梅の木が生き生きと並ぶ長沢の「岸井梅園」。梅雨を迎え、実の収穫が追い込みに入っている。
今年は春の気候が暖かく、例年より10日近く早い5月20日ごろから収穫を開始。梅雨入りまでに約5割の収穫を終えた。「ぷくぷくと、だるまさんのように急に大きくなった。1日1日すぐに成長する」と同園の岸井洋一さん。梅は水を吸うことで実が落ちにくくなるため、天候を確認しながら水分量の調整には特に気をつかうという。
同園は約60年前、伊勢湾台風の土砂崩れで荒れた農地を再生しようと、岸井さんの父親が梅の木を植樹したのが始まり。毎年約2トンの実を収穫するほか、催しの会場として梅園を活用するなど地域交流の場にもなっている。岸井さんは「訪れた人は梅の香りをかいで、スカーっとして帰っていく。ここに来ると癒される」と語った。
今季の直売は6月25日ごろまで(雨天休み)。
|
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|