コロナ禍に始まった新年度。クラブのテーマに「今を乗り切る力、奉仕の輪」を掲げた。「皆で連携して一緒に乗り切ろうという思い。医療従事者への支援等に取り組んでいくことが奉仕団体としての使命」と前を向く。36人の会員は若いメンバーも多く、その推進力で新たな一歩を踏み出す。
市の会長まで務め上げた青少年指導員の活動を中心に、ボランティア活動に長年従事。96年に多摩区綱引大会を立ち上げたとき、後援してくれたのが生田ライオンズクラブだった。数年にわたり支援が続く中、誘いを受けて入会。「ボランティアでやってきたことの延長。若手のころは実働部隊として動けて楽しかった」と振り返る。
北海道出身。上京後、紳士服業界で経験を積み独立。医薬品販売やDM、照明機器など複数の事業を手掛けてきた。「何事も誠実に。地域での活動が仕事にもつながっている」。現在は老人会の会長の肩書も。孫娘が一昨年生まれ、祖父の顔ものぞかせる。
なごみ福祉会との日帰りキャンプがクラブの恒例行事だが、今年は中止に。年4回の献血活動は日赤の要望に応えて継続する。「先月は普段の倍の参加があり意識の高さを感じた」とも。さまざまな制約がある中、例会の新たな形や他クラブとの連携も模索する。「少しでも奉仕につながることを」。経験と発想を力に、逆境を乗り越える。
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