コロナ禍による生活困窮者を支える事業「食糧支援かわさき（食かわ）」の一環で、川崎市社会福祉協議会は今月15日、市国際交流センター（中原区）に食糧を提供。外国籍者や留学生に配布された。
当日は「食かわ」に参加する施設や企業から提供された約20人分の食糧を用意。特別養護老人ホーム菅の里（菅北浦）が代表で、同センターに食糧を手渡した＝写真（市社協提供）。
同センターは地域の国際交流活動を推進し、市内の外国人も支援する。「感染症の影響を受けて困っている外国人が大勢いる。市内から寄せられた食糧を素早く届けていただき、本当に助かる」と担当職員。食糧を受け取った人は「食べ物に困っているのでありがたい」と感謝を示した。
市社協は「食かわ」を７月に開始。企業や団体、住民に呼びかけて食糧を集め、食糧保管拠点の福祉施設から必要とする世帯に無償で提供する仕組みだ。市社協によると、８月末までに２５７４個の食糧が集まり、約１５０世帯に配布された。
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