両会場で開会式を挙行。生田緑地であいさつする末吉会長
多摩区観光協会（末吉一夫会長）による初のイベント「秋の生田緑地←→多摩川ピクニックラリー」が10月17日、同緑地中央広場と二ヶ領せせらぎ館で開催された。両会場のステージ公演は前日に中止が決定。当日は降雨に見舞われたが、飲食や物販、展示などは総勢21店が出店した。
両会場では開会式が行われ、末吉会長は生田緑地で「皆さんと協調し、コロナとも共存しながら地域活性化を進めていきたい」とあいさつ。多摩区町会連合会の濃沼健夫会長は「こういうときこそ元気にならないといけない」と呼びかけた。司会を務めた中野島出身のお笑いコンビ「サイダー」の水岡ともやさんと武本ヴァンさんは、出店ブースを回り、マイクを通じて各商品の魅力を順次紹介していた。
荻原圭一区長は「区民祭の代わりに、区の観光資源をつなぐ初めてのイベントができたのは素晴らしい。これを契機に来年もまた開催したい」と強調。同協会の岩野正行副会長は「雨天で出店者には申し訳ないが、次のイベントにつなげることが大切」と語った。
二ヶ領せせらぎ館を訪れた中野島小の須田真帆さん（４年）と芽衣さん（１年）は、出店ブースでハロウィーンの工作に挑戦。母親の由緒（ゆかり）さん（41）は「外に出にくい雰囲気の中、こういう場があるのはとてもありがたい」と笑顔を見せた。同館を運営するＮＰＯ法人多摩川エコミュージアムの松井隆一代表は「今回をきっかけに、野外イベントはこれから勇気を持って積極的にやっていきたい」と前を向いた。
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