二酸化炭素排出量の削減につながる川崎発の製品や技術を認定する「低CO2川崎ブランド」の2020年度認定式が1月28日、川崎市役所で行われた。今年度は、新たに8件の製品・技術を認定。第1回(2009年)からの総計は105件となった。
大賞を受賞したのは東芝インフラシステムズ(株)小向事業所(幸区)の製品で、集中豪雨などの兆候を捉える「マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(TW4498)」。従来の気象レーダと比べて、CO2排出量を約24%削減したことと、防災や減災につながる点が評価された。
式典では、運営を担う低CO2川崎ブランド等推進協議会の足立芳寛会長と福田紀彦市長から、大賞企業に認定証と楯が手渡された。福田市長は「低CO2かつ豪雨を予測する気象レーダは、今の時代にほしい製品。脱炭素を目にしない日はない今、認定された皆さんがリーダー。大いに拡散し、次の製品誕生につなげてほしい」と話した。足立会長は「川崎発のブランドで、世界の低CO2化を後押ししていきましょう」と激励した。
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