市立稲田中学校の「第32回定期演奏会」が３月29日、多摩市民館大ホールで開催された。昨年、コロナ禍で中止になった同公演。今回は２０２０年度の１年生から３年生37人に加え、前年度の卒業生のうち16人も参加し、熱演をみせた＝写真。
当日は保護者やＯＢらが見守る中、「音楽の力を信じて 新たな出発」と題し、クラシックからポップスまで７曲を披露。第２部では宿河原小学校管楽器クラブも出演し、会場を盛り上げた。
コンクールや演奏会の中止が相次いだこの１年。前部長で今春卒業した高橋秀次さんは「部活ができなくなったときは大切なものを失ったような感覚だった。今日を迎えられたのは先生方や保護者の方のご尽力のおかげ」と語った。現部長で３年生になる臼木浬帆さんは「何もかも初めての状況で対立することもあったけれど、みんなで協力してやってこられた」と振り返った。
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