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多摩区版 公開:2021年5月21日 エリアトップへ

保護司33年目、地道に 瑞宝双光章 小林泰善さん

社会

公開:2021年5月21日

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 犯罪や非行をした人々の更生を支える保護司を務め、33年目。今年の春の叙勲で瑞宝双光章を受章した。約30人が所属する多摩区保護司会で、今年度から監事に。長念寺(登戸)の住職で宗派の地区長を長く担う傍ら、保護観察の面接などに従事してきた。「お寺という環境で安心して面接に来てくれることが多かった」と振り返る。

 活動を始めるきっかけは、身近な存在でもあった退任保護司からの推薦。「社会的意義のある取り組み。犯罪を犯してしまった少年や成人の社会復帰を少しでもお手伝いできれば」と引き受けた。

 多いときで一度に4人の保護観察を担当し、現在は減ってほぼ1人。中学生から、自分より年上というケースも。月1、2回のペースで定期的に面接するのが主な役割だ。確認するのは対象者の生活状況や、再犯の方向に追い詰められていないかなど。「相手も人間。中には面接の約束を守れない人もいる」。その場合は「状況によってすぐに連絡するか、少し間を置くか」。繰り返し接することで「(自分が)こういう人なんだなっていうことが分かってもらえたら」と前を向く。

 子どもは三女と二男の5人で、登戸小学校と枡形中学校に通った。住職になりたてだった当時はPTA活動に参加できず、「何か地域に貢献しなければ」という思いも、保護司へ背中を押した要素だ。子どもたちが在学中、同じ学校に通う生徒の保護観察を担ったことも。守秘義務のため対象者のことを他人に話すことはできず、そっと見守り続けた。「保護司はあまり知られていないが、地道に続けていく」と胸中を明かす。

 保護司活動ができる年齢には限りがあるが、「定年まで全うしたい」と意欲的。「社会に認められている一方、表立って活動するものではなく地味だが、大切な仕事。担ってくれる人がいて成り立つ」。次世代の担い手に向けて、思いを語った。
 

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