8月24日に国立競技場で行われた東京パラリンピック開会式の聖火リレーで、火をつないだ競泳代表の成田真由美さん(51)=多摩区出身・在住。6大会目で最後のパラリンピックとして、集大成の場に位置付ける。
2種目予選で惜敗、決勝残れず
成田さんは26日、最初の種目となる女子100メートル自由形(運動機能障害S5)予選に挑み、1分29秒48で8人中4位。2組16人中9位で、決勝に進める8位以内にあと一歩届かなかった。1チーム4人で行われる混合4×50メートル20ポイントフリーリレー予選では第4泳者を務め、日本の記録は2分44秒89。予選12チームのうち、8位と0秒09差の9位で惜しくも決勝進出を逃した。
残るは2種目、29日の女子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB4)と30日の女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S5)のそれぞれ予選に出場する。
中学生のとき脊髄炎で下半身まひになり、23歳で水泳の世界へ。その後、交通事故に遭い両手にまひが残った。所属は横浜サクラスイミングスクール(横浜市青葉区)。川崎市市民文化大使を9期務めるほか、「かわさきパラムーブメント」の共同代表も担うなど川崎を拠点に活動する。東京2020組織委員会では理事で唯一のパラリンピアンとして活動してきた。パラリンピックにはアトランタ、シドニー、アテネ、北京、リオ大会に出場し、金15個と銀3個、銅2個のメダル計20個を獲得している。
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