大晦日の深夜から響き渡る「除夜の鐘」。コロナ禍の昨年は中止や僧侶のみで行うなど、各所対応に追われた。「あじさい寺」として知られる長尾の妙楽寺は今年、「先着108名・予約制」で整理券を配布している。
妙楽寺の除夜の鐘は、鐘が寄付された約30年前から継続していたが昨年は中止。溝江光運住職は「それまでは一打6人くらいずつ、無制限で全員についてもらっていた。かがり火を焚いて絵馬を渡し、飲み物を振舞ったり」と振り返る。例年12月31日の午後11時半に始まり、元日午前2時ごろまで列が続いたという。
今年は感染対策を鑑みつつ、108人で打ち切ることを決定。1人1打とし、先着順で整理券を配っている(朝〜午後5時)。大晦日当日は整理券番号に関係なく、午後11時半から翌午前1時まで順次受付。参加者には記念品として絵馬が贈られる。溝江住職は「日本が平穏無事になるように鳴り響かせて」と話す。
申込は同寺で直接、電話不可。感染状況によっては中止。(問)【電話】044・922・3653
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