優勝した小学生チームの選手ら
カワサキスイミングクラブ（高津区宇奈根）の水球チームが先月、京都府で開催された「第45回全国ＪＯＣジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」（以下ＪＯ）水球競技・小学生の部で優勝した。昨年春、22年ぶりに日本一に輝いた中学生チームに並ぶ快挙だ。
「ＪＯ」は水球選手の多くが目標に掲げている大舞台。同クラブの小学生チームは、現在の主力メンバーが５年生の時にベスト８に進出するなど着実に力をつけてきた。今大会に向けては早くから「日本一」を目標に掲げ、地方の大会にも積極的に参加し戦力を高めた。
「直前の合宿でハードな練習を乗り越え、チームがまとまったので優勝がより現実的に見えてきた」と木村遼太郎監督。その予感通り、選手たちは抜群のチームワークを武器に躍動。主将の岩永湊選手（高津小６年）を中心に、安定した戦いぶりを見せた。大会優秀選手（ベスト13）には、岩永選手や角野壱成選手（長尾小６年）ら７人が選出。木村監督は「常に試合を優位に進めることができた。ベンチメンバーも全員で声を出して応援し、最後まで集中力を切らさず勝ち切ってくれた」と総括した。
中学生は３位に
同大会では中学生チームも３位入賞。７人制の同競技に対しメンバーは９人と少数精鋭で、個々の実力を伸ばし結果につなげた。昨春に全国優勝したときのＯＢ選手との練習も力になったという。稲田中出身の加藤健太監督は「接戦を勝ち切る試合が多く、彼らの意地が存分に見られた大会だった」と振り返った。
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