「川崎市の昭和」出版 発売は3月中旬 生活文化伝える写真アルバム
市民らが撮影した昭和の川崎市の町並みや風俗などを一冊の写真アルバムにした『川崎市の昭和』が今春発行される。関係者は写真集を通じて「当時を懐かしんでもらいたい」と話す。
『川崎市の昭和』は、川崎市ふれあい館初代館長で元川崎市総合教育センター所長を務め、現在は21世紀川崎教育フォーラム代表の江頭秀夫さんが監修する。いき出版(本社・新潟県長岡市 佐々木高史代表取締役)が発行し、神奈川県教科書販売株式会社が発売元となる。
川崎市に焦点を当てた写真集は『川崎市の昭和史』など、これまでにも発行されているが、今回刊行されるアルバムは町並みや建物、風俗、祭り、遊びなど生活文化を中心に編集されている。
写真は公募などを通じて集まった5000枚の中から600枚を掲載。A4判・280ページにジャンルごとに並べられている。写真には郷土史家らが100文字程度の解説を添え、「郷土資料としても有効に活用されるはず」といき出版側では期待を寄せる。
アルバムに収められるのは昭和初期から50年代まで。監修する江頭さんによると「溝口や川崎駅前など今と比べると、ずいぶん町並みが変わっていることが分かるような写真や目を見張るような作品が多い。また、昔の写真を見ると人と人の心が通じ合う様子も伝わってくる。ぜひ、手にとってもらいたい」と話す。
発売は3月中旬予定で価格は9990円(税込み)。川崎市内の主要書店で購入できる。
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