市内外のスポーツ振興をボランティアとして支えてきた 柳下真之さん 高石在住 63歳
やるならば心血注いで
○…サッカーやマラソン、アメフトなど、市内外のスポーツをボランティアとして支えてきた。信条は「ボランティアは自ら志願してやるものであって、自己犠牲を厭わずに活動を続けてこそ」。特に川崎フロンターレへの思いは強く、JFL時代からイベントの人員集めや清掃、チケットもぎりなど裏方に徹する日々を送ってきた。「地元で芽生えたスポーツは地域の宝。不毛の時代もあるかもしれない。けれど、そういう時こそ何とか支えなければという思いが沸いてくる」
○…1947年、東京都青山生まれ。國學院久我山高校を経て國學院大學へ進学した。”久我山”という名のもとに、集い語り合える先輩後輩たちとの繋がりは「我が財産」。その後の人生のライフワークとなる川崎フロンターレとの出会いも、母校の後輩が活躍する試合観戦がきっかけだった。「世界中で活躍する仲間たちはやはり特別な存在。同じ”久我山”というだけでもう家族みたいなもの」
○…本業は化粧箱や貼箱を製作する会社の顧問。持ち前のフットワークと人脈
を活かし、有名洋菓子店などのパッケージデザインなどを扱う。「仕事で大切にしていることも、やはりやるなら一生懸命に。それと相手の気持ちを汲む努力を惜しまないこと」。時に営業マン、時に宣伝マンと労を惜しまず自ら何でもこなす。
○…自ら壁を作らず、誰にでも話しかける性格は、同年代だけでなく若者たちからも支持を得る。現在Jリーグ昇進を目指し奮闘中のFC町田ゼルビアの若いボランティアスタッフからも”やぎさん”の愛称で慕われている。孫ほど年の離れた若者から時に人生相談を受けることも。「こういう異世代交流ができるのもボランティアの魅力。チームを思う真剣な気持ちがあるから、皆年齢関係なく繋がれる」
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