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麻生区版 公開:2011年4月1日 エリアトップへ

今夏の本格運行に向け調印 高石地区コミュニティバス「山ゆり号」

公開:2011年4月1日

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調印に臨んだ碓井会長(中央)、高橋代表取締役(右)、奥澤課長(左)
調印に臨んだ碓井会長(中央)、高橋代表取締役(右)、奥澤課長(左)

 今年度中の本格運行に向け準備をすすめていた高石地区コミュニティバス「山ゆり号」の運行計画がこのほどまとまり、関係者らが先月25日、調印式を行った。今後は事業者が国などに申請を行い、早ければ初夏にも運行が始まる見通し。

 コミュニティバスの運行を求める地域住民からなる「麻生区コミュニティバス協議会」(碓井勝次会長)と市は昨年夏に実施した試行運転の結果を踏まえ、運行計画を練ってきた。

 最も注目された高齢者や障がい者の運賃助成制度については、高齢者(70歳以上)と障がい者、障がい児の運賃を基本料金から100円割引とし、その分を市が助成金として事業者に支払う補助金助成制度などを整備。他にも事業者を決める公募などを行い、市内でシャトルバス事業などを展開する株式会社高橋商事(高橋ロケサービス/高橋英雄代表取締役)を選定した。

 地域住民が主体的に動き、事業者や行政と協力しながらコミュニティバスを運行させる取り組みは、市内でも初めて。

 協議会の会長として様々な準備を進めてきた碓井会長は「山坂の多い高石地区でのコミュニティバス運行は地域住民の切なる願いでもあった。長い時を経てようやくここまでたどり着いたことに喜びを感じる」と話している。

 協議会をサポートする立場として調整に取り組んできたまちづくり局の奥澤豊課長は「助成金制度も、事業者による運行も全てが初めての試み。この挑戦が成功するかどうかは始まってからが本当の勝負になる。地元の方々にもご支援、ご協力いただきながら皆で育てていくことができれば」と話している。

 事業者は今後、本格運行に向け国などに申請を行う。東日本大震災などの影響もあり、申請には若干の時間がかかる可能性も捨てきれないが、順調に進めば6〜7月中には運行が始まる見通し。

 山ゆり号の基本的な運行計画は以下の通り。

 【運行車両数】1台(運転手をのぞく定員9人)。【運行ルート】高石団地前〜百合ヶ丘駅(片道約3Km)・一部、百合ヶ丘駅からスーパー三和前まで延伸。【運行本数】12本/日(1日の往復合計24本)程度の平日運行(土日祝日運休)。うち午後の5本程度はスーパー三和前まで延伸。【運行事業者】株式会社高橋商事(高橋ロケサービス)【運行間隔など】約30分間隔の運行。9時台(高石団地前発)〜18時台(高石団地着)。【運賃】基本運賃は大人300円・小児100円。【2】高齢者(70歳以上)・障がい者200円。障がい児無料。【3】サポーター制度登録者は250円。【2】+【3】の運賃は150円。
 

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