麻生中 学校ぐるみで支援活動 「被災地の小・中学生助けたい」生徒会が主導
川崎市立麻生中学校(区内上麻生・佐藤剛校長)で東日本大震災の被災地支援活動が広がっている。生徒会を中心にこれまで義援金募金活動などを実施。今後は被災地の小・中学生のために「文房具」の収集などを行うという。
「中学校でも何か出来ることをしたい」―。
麻生中学校生徒会のメンバーが義援金募金活動を申し出たのは先月17日のことだった。生徒会役員のひとりは「テレビで被災地の大変な状況を見るたびに、何かしたいという気持ちが込み上げてきた」と振り返る。
生徒らは先月18日から登校時間に募金活動を実施。貯金箱やペットボトルで手作りした募金箱を持ち寄り、昇降口で協力を募った。
この呼びかけに全校生徒や教員らが共鳴。多くの生徒が自らの小遣いや家族からの義援金を持参するなど、支援の輪が広がっていった。
募金活動は先月25日まで行われ、1週間で16万2353円を集めた。収益金は日本赤十字社を通じて被災地へ送られるという。
新たに「文房具収集活動」も
生徒会はこれまで行ってきた義援金募金活動だけでなく、文房具を被災地の小・中学生に送る『文房具収集活動』にも着手している。ノートや筆記用具、筆箱など、被災地の児童や生徒が学習に使えるようにと、現在中学校で物資の収集を行っている。
生徒会のメンバーらは「被災地の小・中学生の力になりたい。私たちが集めた文房具が、少しでも被災地の学生の役に立てるよう、一生懸命集めようと思う」と話している。
文房具収集は4月12日(火)まで同中学校で行われる予定。
詳細は麻生中学校【電話】044(954)2811へ。
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