麻生区版

あす23日、ふるさとの歴史を描いた絵画の企画展で講演する

佐藤 英行さん

王禅寺西在住 67歳

掲載号:2011年4月22日号

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郷土愛を絵画に込めて

 ○…柿生郷土史料館で行われている特別企画展「絵で語る故郷の百年〜旧柿生村・岡上村 11か村を描いた大作〜」に絵画を出展。郷土誌編纂のために描いた地元の文化絵図などを展示し、当時の文化や世俗を紐解く。企画展では代々語り継がれてきた民話を風俗画で紹介する。岡上の養蚕の始まりなど複数の民話を数点の絵画にまとめた。「麻生区は養蚕や農業から発展していった地域。当時の風土を象徴する民話をすこしでも多くの人に知ってもらいたい」

 ○…1943年、上麻生生まれ。幼少期から野山を駆け巡り、大自然の中で創造力や感性を育んできた。54年、武蔵野美術大学卒業後は建築デザインの仕事に就き、時間を見つけては絵に没頭してきた。自然の美を基にした抽象画を描き続け、98年には二科展で特選を受賞。麻生区のシンボルマークなども手掛け、これまで数多くの賞を受賞してきた。「抽象画は哲学と同じで心に感じるものを強調したり、時空を切ったりと自分の世界を表現する」と独自の世界観を語る。

 ○…自然をテーマにしたスケッチ廻りが日課。土や色彩をどう表現するか、キャンバスと格闘する。絵描きとして寝ても覚めても、夢の中でも描き続ける日々が続く。1日で描ける作品もあれば、何年もかけて完成するものもある。「理想の絵は、誰もが見た瞬間に作家の魂を感じる作品。自分はまだその高みに到達はしていないが、いずれはその域に近づければ」と創作意欲を燃やす。

 ○…今後は子どもたちの発想力を養うことにも目を向けたいと考えている。「小学校など機会があれば、さまざまな場所で子どもたちに絵を教えたり、自然と向き合ったりすることの素晴らしさを伝えたい」。芸術のまちづくりを推進する地元の芸術家としてやりたいことは尽きることがない。未来を担う子どもたちの可能性に目を向け、きょうもキャンバスと向き合う。
 

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