神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2011年7月1日 エリアトップへ

帰宅困難者、連携して支援 昭和音大、小田急、警察が覚書

公開:2011年7月1日

  • LINE
  • hatena

 麻生警察署と小田急電鉄株式会社、学校法人東成学園が災害時の帰宅困難者の誘導や受け入れなどを協力して行う覚え書きを先月22日、締結した。小田急電鉄の新百合ヶ丘駅高橋通夫駅長、学校法人東成学園(昭和音楽大学)の下八川共祐理事長、麻生警察署の佐藤美幸署長が一堂に会し、署名と捺印をおこなった。

 覚書は、3月11日に発生した東日本大震災での経験を活かして策定された。当日、新百合ヶ丘駅周辺には最大で1万人を超える滞留者が生じた。道端でぐったりとする人や子どもと共に立ち往生する女性など、駅周辺は滞留者で溢れた。事態を重く見た昭和音楽大学側が麻生警察署に電話で相談し、食堂を急遽開放。子ども連れや高齢者、体の不自由な人を中心とする35人を収容した。

 「駅滞留者対策に関する覚書(最終案)」によると、災害などが発生し、新百合ヶ丘駅付近で滞留者が多数生じた際、3者が相互に連携して雑踏事故防止や滞留者支援を行う。地域防災計画で指定されている避難所が開設されない場合は昭和音楽大学が施設を開放する。高齢者や子ども連れなどを優先し、最大200人を収容するという。また、麻生警察署は同大学に立ち寄り、施設内の治安の維持を図るとともに、小田急電鉄と協力して駅滞留者の案内を行う。

 駅滞留者に関する覚書の締結は、神奈川県警内では初の試みとなる。
 

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook