配達通じて詐欺撲滅 ヤクルトが麻生署と防犯協定
神奈川東部ヤクルト販売株式会社(高津区千年/前田典人社長)と麻生警察署が先月24日、防犯協定を結んだ。
協定にはヤクルトのスタッフが配達の際、振り込め詐欺防止のチラシを配ったり、注意喚起文を掲示したプレートをオートバイの前かごに付けることなどが盛り込まれている。
川崎市や町田市、横浜市の一部でヤクルト製品の訪問販売を展開している同社が「地域の安全を守りたい」と同署に申し出たことから実現した。協定は町田市や多摩区でも締結されており、配達員が自宅で倒れている高齢女性を発見した例もあるという。
調印式後は配達スタッフ23人が署内の駐車場で出発式を行った。
挨拶にたった前田典人社長は「地域で37年間活動し、1日5千軒回っている。配達を通じて犯罪などが抑止できれば」と話す。
佐藤美幸署長は「警察だけでまちの治安は守れない。こうした協力があることは警察としても非常に心強いのでありがたい」と感謝を述べた。
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