神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2011年7月15日 エリアトップへ

盆踊りも「節電・防災」 夏の風物詩 随所に「震災意識」

公開:2011年7月15日

  • LINE
  • hatena
抽選会の景品を検討する五力田町内会の盆踊り実行委員会リストには防災グッズや節電用品が名を連ねた
抽選会の景品を検討する五力田町内会の盆踊り実行委員会リストには防災グッズや節電用品が名を連ねた

 夏の風物詩として区内各所で行われる盆踊りや夏祭り。今年は震災や電力不足の影響を受け、開催の見直しや内容の変更に踏み切る自治会・町内会が増えている。「節電・防災」をテーマに4年ぶりの盆踊り開催を決めた五力田町内会を取材した。

 会場が確保できないなどの理由から過去4年間、盆踊りを実施していなかった五力田町内会は今年、5年ぶりの開催に踏み切った。

 実行委員会が立ち上がった直後、東日本大震災が発生。イベントなどの自粛ムードが全国的に広まる中、地域から元気を発信したいと実施を決断した。

 開催にあたって最も重要視されたのは「節電」と「被災地支援」。電力不足に配慮し、通常は午後8時くらいまで開催する盆踊りを今年は午後6時で切り上げる。発電機1台を購入し、暑さ対策として業務用扇風機を導入する。他にもうちわ500枚を配布し、会場の各所に氷を設置するという。

 会場にはこれまでにはなかった募金箱を2つ設置して、被災地への義援金を募る。義援金は区の町会連合会を通じ、被災地に届ける。模擬店の収益もあわせて寄付する方針だという。

 震災への意識はイベントの目玉でもある抽選会の景品にも見られる。連日行われている実行委員会ででた景品リストには扇風機や冷却ジェル、涼感グッズや携帯用ミニトイレ、非常食などが名を連ねた。

 鈴木正視町内会長は「今年は各町内会が少なからず震災や節電を意識したそれぞれの決断を下しているはず。開催を決めた我々は精一杯、被災地のお役に立てるよう、また地域から元気を発信できるよう、町内会としての役目を果たしていきたい」と話している。

 五力田町内会盆踊りは7月31日(日)、白鳥保育園で開催。午前11時半から模擬店、午後2時からチャリティコンサートを実施(義援金募金はこの時刻から受付)。踊りは午後4時頃から開始。
 

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook