夏呼び込むソーラン踊り 川崎授産学園でふれあい夏祭り
障がい者の複合施設、川崎授産学園で今月4日、「ふれあい夏祭り」が行われた。
主催は川崎授産学園と千代ヶ丘中ノ間自治会、同施設つばき寮とつつじ工房の保護者会。障がい者が地域住民と気軽に交流できる機会を設けようと始まった。夏の風物詩として地域で定着し、今年で30回目を迎える。
職員やボランティアの手で前日から準備された会場内には櫓(やぐら)が組まれた。色とりどりの浴衣を着た来場者たちは、櫓(やぐら)を取り囲んで思い思いに踊りを楽しんでいた。利用者も車いすなどで会場を訪れ、夏の夜のひと時を堪能していた。
開会式では東日本大震災の被災者のために、参加者全員が黙祷を捧げる一幕も。「障がい者支援施設めいぼう」(中原区)や「菅ソーラン踊り隊」(多摩区)も駆けつけ、太鼓や踊りで会場を盛り上げた。
高津区下作延から遊びに来ていた石崎とし子さんは「年に1回の夏祭りが何よりの楽しみ。普段の生活とは違う施設利用者の笑顔を見られるから」と話していた。
|
|
|
|
|
|