神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2011年9月9日 エリアトップへ

郡上踊りを後世に 細山の香林寺で盆踊り盛況

公開:2011年9月9日

  • LINE
  • hatena
子どもから高齢者まで多くの人が輪になった
子どもから高齢者まで多くの人が輪になった

 区内細山にある香林寺で先月28日、盆踊りが行われた。

 同寺の盆踊りでは、日本三大盆踊りとしても有名な「郡上おどり」を踊るのが恒例となっている。『かわさき』『三百』『春駒』など郡上節の音楽が流れ太鼓の音が響くと、踊り手らは五重塔を囲むように輪を作り、軽快な踊りで夏の夜を盛り上げた。

 郡上おどりは岐阜県郡上市八幡町で行われる伝統的な盆踊り。国重要無形民俗文化財にも指定されている。踊り手が3日3晩寝ずに踊り続ける様子から「徹夜おどり」としての呼称もある。

 香林寺の先代住職岡本冏一さんによると、幕末の頃、住職の兄である岡本文造氏が郡上藩出身の藩士であったのが縁で、郡上おどりを行うようになったという。岡本さんは「郡上おどりで有名な地に生まれた先祖の歴史を大切にし、この地で守っていきたいと思いました」と話す。

 本場の踊りを出来るだけ忠実に再現したいと、これまでにも岡本さんや、檀家などから組織される「香林寺詠歌講」が現地へ数回視察に訪れ、踊り方などを学んできた。こうした取り組みもあってか、岐阜県出身の人が「故郷を思い出す」と踊りに訪れることもあったという。

 ある女性は「軽快なリズムだから親しみやすい。毎夏訪れるたびにどんどん踊りを覚えるようになった。今では1年に1回の郡上おどりを毎年楽しみにしている」と話した。

 岡本さんは「細く長くでもいい。これからも盆踊りに郡上おどりを続けていければ」と話している。
 

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook