神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2011年10月14日 エリアトップへ

古民具に見る先祖の歴史 地元農家から集めた約60点を展示

公開:2011年10月14日

  • LINE
  • hatena
「当時の人の息遣いが聞こえるよう」と板倉さん
「当時の人の息遣いが聞こえるよう」と板倉さん

 柿生周辺地域の農家の蔵などに眠っていた古民具を展示する企画展があす15日から柿生郷土史料館で始まる。ひと昔前まで生活の傍らにあった道具の数々から先祖の歴史を辿ろうと地域住民らが企画した。

 「ずっとこの企画がやりたかった。地域を歩くと農家には必ず先祖代々の蔵があり、今はもう使われなくなった古民具がひっそりと身を潜めていた」

 柿生中学校の前校長でもある板倉敏郎さんは、地域の歴史を築いてきた先人たちの息遣いを現代に残す古民具を展示する企画をずっと温めてきたという。

 昭和30年ごろまでは実際に使われていたという古民具は主に農具や日用品が中心だ。板倉さんとともに史料館を支える有志らの呼びかけで約7軒の農家から60点を超える古民具が集まった。

 鋤や鍬、馬にひかせて田を耕した「まんが」や、大豆などの脱穀に用いられた「くるり棒」など、先人が少しずつ改良を重ねた後が残る道具の数々は、当時の人々の生活を今に伝える。

 「郷土の古民具と信仰展〜農事・生活と信仰の姿」展示は10月15日・22日・29日の土曜日と、11月6日・13日・20日・27日の日曜日、12月3日・10日・17日・24日の土曜日。10月15日の午前11時と午後2時、29日の午後2時、11月6日の午前11時、13日の午後2時、20日の午前11時、27日午後2時からは古民具に関するガイドが行われる。

 会場は柿生郷土史料館(市立柿生中学校内)。問い合わせは同史料館【電話】044(988)0004まで。
 

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook