児童が稲刈りを体験 収穫の喜び味わう
王禅寺中央小学校で今月7日、5年生の児童らが稲刈り体験を行った。晴天の下、児童ら101人は鎌で稲を刈り取り、収穫の喜びを味わった。
同校では社会科と総合学習の一環として、児童が毎年米作りに挑戦している。区内王禅寺東で農業を営む水野英雄さんの協力で、敷地内に水田をつくった。6月に田植えを行うなど収穫に向け、稲の育成を見守ってきた。
水野さんから稲刈りのコツを聞いた児童らは稲を踏まないよう慎重に田んぼに入った。稲の根元をしっかりつかむと、稲が倒れている方向とは逆向きにひっぱりながら一生懸命に稲を刈っていった。
児童からは「獲れたー」という歓声が次々とあがり、順番を争うように初めての稲刈りに挑戦した。
水野さんが「稲の1つひとつに命が宿っている。大切に収穫して下さい」と話すと、児童らは周囲に散らばっていた稲を丁寧に拾い集めていった。
稲刈りを行った児童の1人は「稲刈りは面白かった。農家の人の大変さが分かったので、これからはお米も一粒一粒残さず食べるようにしたい」と満面の笑顔で答えた。
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