麻生区版 掲載号:2011年12月9日号
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ピリオド音楽研究所の所長を務める 有田 正広さん 昭和音楽大学教授 62歳

音楽への興味「古楽器から」

 ○…昭和音楽大学で古楽器やバロック時代の音楽を探究する「ピリオド音楽研究所」を立ち上げた。「全国では類を見ない研究所も、ヨーロッパに目を向ければ当たり前の存在。それだけ音楽が彼らの日常に溶け込んでいる」。国際的なフルート奏者として世界を飛び回るうち、日本人にとっての音楽をもっと身近な存在にしたいという気持ちがこみ上げた。古い時代の音楽に触れる機会を広く提供するのも自身の大きな役目として様々な企画を仕掛ける。

 ○…昭和24年、東京都生まれ。戦後の青山で幼少期を過ごした。バイオリニストだった叔父の影響で物心ついた頃から音楽に触れたが、真剣に音楽と対峙したのは小学生の時。生徒会活動で夕方まで学校に残り、初めて耳にした校内放送から流れてきたメロディに心を打ち抜かれた。ビゼーによるフルートの名曲に酔いしれた少年は、以来毎日学校に残り、校庭で人知れず感動の涙を流した。戦後、もののない時代に楽器を求め立ち寄った古道具屋で古典時代のフルートと出会う。その「かっこよさ」に惹かれ、毎日店先にはり付いた。

 ○…ルネサンスから現代に至るまで、様々な時代のフルートを駆使するコンサートは、国内外で称賛を集める。ブルージュ国際音楽コンクールをはじめ、89年にはサントリー音楽賞を受賞した。プレイヤーとしての成功の傍らで、教授を務める大学の学生たちとの交流も積極的に持つ。

 ○…今月12日、地元麻生区で、様々な時代のクラリネットを演奏とともに辿るレクチャーコンサートを行う。ライフワークとして行ってきた地域向けの公開講座は今回で9回を数える。「古楽器は一部の通(つう)向けと思われがち。でも我々音楽家が様々な角度から音楽を切り出し、その魅力に触れる機会を発信し続けることが大事。日本人にとっての音楽を”空気”のような存在にしていきたい」
 

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