「若き情熱、弾ける舞台に」 児童劇団が地球テーマに公演
麻生区や近隣の小中学生による児童劇団「新百合子どもミュージカル」が4月14日(土)・15(日)日に地球をテーマにした公演を行う。震災から1年を経た今、舞台を通じ自分たちの住む水と緑の星の尊さを伝えようと奔走する若き情熱を追った。
同劇団は演出家・青砥洋氏が立ち上げた児童劇団「大きな夢」の下部組織として今から11年前に発足した。団員は小学2年生から高校3年生までの35人。児童・生徒だけの劇団で、プロによる本格始動を受ける団体は近隣でも珍しく、児童劇団の草分け的存在として活動を続けてきた。
年に1度の公演は団員にとってまさにその年の成長を図る大舞台。配役を決めるオーディションは、大人顔負けの本格的な審査が行われる。
10周年を迎えた昨年は地域の老人福祉施設への慰問公演を行うなど、地域貢献を考える起点の年になった。東日本大震災後に行われた公演では父母による手作り品を販売し、売上金の一部を被災地支援に送る取り組みを行った。
震災から1年。今年の公演に地球をテーマにした作品「新・タマゴン」を選んだのも、これまでの歩みに対する感謝と、これからの未来を担う自分たちの責務を考えた結果だという。
発足当時から参加している川原創太くん(中3)は「子どもたちの手でつくる舞台。他にはない僕たちの劇団の特徴を活かし、多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。
同公演は4月14日(土)(午後6時開演)・15日(日)(午後2時と5時開演)の2回開催。開場は30分前となる。会場は多摩市民館大ホール。料金は前売り1500円、当日1800円。川崎市と川崎市教育委員会などが後援する。チケット申し込み・詳細は同劇団【電話】044・812・0528徳田さんまで。
この公演(4月15日(日)17時開演分)に読者2人1組を招待。希望者は葉書に住所・氏名・年齢・本紙の感想を明記の上、〒216-0035川崎市宮前区馬絹2880の1(株)タウンニュース社麻生区編集室「タマゴン」係りまで応募を。3月21日(水)必着。
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