麻生区版 掲載号:2012年4月13日号
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あさって15日に開催する「あさお市」の実行委員長を務める 奥山 玲子さん 白山在住 65歳

不用品は「誰かのために」

 ○…麻生区役所前広場でフリーマーケット「あさお市」を主催して19年。地域住民を中心に約100区画が出店する一大イベントに育て上げた。使い捨ての消費社会に歯止めをかけようと、家庭の不用品と”次の使い手”を結び付けるフリーマーケットを始めた。「不用品を何でも捨てるのではなく、誰かのために役立てようという発想が根付けば」

 ○…昭和21年、神戸市六甲生まれ。34歳の時、区内白山の集合住宅に越してきた。そこで入居者が出した大量のごみを目にし、危機感を覚えたのが活動のきっかけ。友人の紹介で「生活クラブ生協」に入会すると、当時分別ルールが明確でなかった空き瓶回収を広めるため、ごみ袋の設置やチラシ配りに奔走した。「ごみの削減も参加しやすいシステムさえあればできると思った。一人では難しいけれど皆の協力があれば」

 ○…13年前からは生ごみのリサイクルにも取り組む。家庭ででた生ごみを横浜市青葉区鉄町の農家に畑の肥料として活用してもらい、農作物を購入している。農作業を手伝うこともしばしば。額に汗して獲った野菜を味わうのが何よりの楽しみだ。「本来なら捨てる生ごみが活用できるのは、私にとって理想の循環。いつか自給自足の生活が実現できたら」

 ○…今年で38回を数える「あさお市」。最近では若者の参加も増えてきた。「ごみの削減は今の世代だけではなく、将来を担う若者にも共通する課題」。だからこそごみを減らそうという意識が若者に芽生えてきたことに大きな喜びを感じる。「ごみを出すのは市民一人ひとりの責任。こうした意識が広められたことは活動の大きな成果」。今後は若者を巻き込み、運営にも新たな風を吹き込もうと考えている。「メンバー4人で運営しているが、平均年齢は69歳。若手の参加を募りながらさらに盛り上げたい」。世代を超えた活動を目標に意欲は高まるばかりだ。
 

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