聖マリ医大病院 がん相談は月300件超 「気軽に利用を」と呼びかけ
聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)に昨秋開設された「がん相談支援センター」が注目されている。がんの相談は月300件を超える。センターでは「不安を抱える市民の支えになれば」と利用を呼びかけている。
この相談支援センターは県内で15施設ある「地域がん診療連携拠点病院」の1つに位置付けられる同医大学病院が、昨年10月の腫瘍センター新設を機に、相談と情報提供を充実させようと、腫瘍センター内に設置。毎月のがん相談件数は病院全体で300件を超え、市民の関心の高さが伺える。
支援センターでは、まず認定医療社会福祉士や精神保健福祉士が相談を受け、内容に応じて専門スタッフが対応する。治療方法や治療費、仕事・子育てなどとの両立といった相談が多いという。認定医療社会福祉士の松隈愛子さんは「患者や家族の気持ちの整理、治療中の不安を取り除くことも役割」と話す。同医大病院では、がん体験者が集うサポートグループやヨガ講座など様々な支援プログラムも設置している。
朴成和腫瘍センター長は「地域で高度の治療と気軽に相談を受けることのできる体制を整えて、共に支えていく拠点にしたい」と話す。
問合せは同医大学病院【電話】044・977・8111(代)。相談時間は午前9時〜午後5時。
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