神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2012年6月1日 エリアトップへ

セシウム含む焼却灰 仮置き場満杯、拡張へ 市内で1日50トン発生

公開:2012年6月1日

  • LINE
  • hatena
現在、焼却灰が収容されている一時保管場所のコンテナ(写真=川崎市提供)
現在、焼却灰が収容されている一時保管場所のコンテナ(写真=川崎市提供)

 川崎市環境局は先月25日、放射性物質が検出されたごみ焼却灰や下水汚泥焼却灰などの対策について、浮島にある一時保管場所を拡張する方針を発表した。焼却灰は市内で1日50トンのペースで増え続けているという。

 川崎市が保管しているのは、ごみ焼却で発生した飛灰(集じん器で捕集した排ガスに含まれているダスト)と下水汚泥の焼却灰。浮島第I期埋立地内の第1保管場所と第2保管場所の先行部分に置き場を設け、コンテナに収容している。これまでに保管している量は約9000トンという。

 現在でも、飛灰と汚泥焼却灰から放射性セシウムが検出され、1日50トンのペースで保管の対象となる焼却灰が排出されている。市は9月中旬以降に保管場所の容量が超過すると見込んだため、拡張整備を決めた。

 新たに保管場所を設置するのは第2保管場所内の残地。これまでと同様にコンテナに収容し、定期的に空間線量をモニタリングするとしている。7月から整備に着手し、9月以降に保管を開始する計画。ただ、保管できるのは満杯になる来年3月末までという。

 市がホームページなどで公表している測定結果によると、今年4月16日に市内4つのごみ処理施設で採取した飛灰からは1kgあたり480〜830ベクレルの放射性セシウムが検出された。5月14日に採取された下水汚泥焼却灰からは1kgあたり2299ベクレルの放射性セシウムが検出され、このレベルで推移しているという。いずれも国の焼却灰の埋立基準値8000ベクレルを下回る。

 同局放射線安全推進室は「保管場所を将来に渡って確保することは出来ない。安心・安全を図るため、今後の対策を検討している」としている。
 

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook