桜の根、花植えで保護を 緑化団体と小学生が協力
はるひ野周辺地域の公園管理を行う「はるひ野グリーンクラブ」(高畑碩志会長)と市立はるひ野小学校(井部良一校長)の児童が先月25日、同小学校前の歩道で花植えを行った。歩道に並ぶ約40本の若い桜の根元に植えられた花は、通行人によって桜の根元の土が踏み固められたり、根が傷つけられるのを防ぎ、木を守る役割を果たすという。
参加したのは同小の1〜4年生。保護者や同クラブ会員による緑化ボランティア約30人の手ほどきを受けながら、日日草とマリーゴールド合わせて約870株を植えた。
花植えの活動が始められたのは、2010年。同小の前に植えられた桜が枯れかかっていたことを不思議に思った高畑会長が根元を調べたところ、通行人によって土が踏み固められ、根も踏まれて弱っていた。今にも枯れそうな桜を前にいい策はないか、と考えた時に「周りに花を植えれば土を踏まれずに済むのではないか」と思いつき、同小学校に協力を呼びかけた。小学校側もこれに応じ、以来夏と冬の年2回行われており、5回を数える。
参加した1年生の児童は「お花を植えたのは初めて。黄色のマリーゴールドを植えて、この花がとても好きになった。どんどん大きくなってほしい」と話していた。
今回植えられた花は、同クラブと同小学校で協力しながら管理をおこなっていくという。
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