親子で土器調査を体験 市教委がイベント
川崎市内で出土した土器に触れ、地域の歴史に関心を持ってもらおうと、川崎市教育委員会が23日、栗木の栗木埋蔵文化財収蔵施設で夏休み体験教室を行った。親子10人が参加し、土器の洗浄など出土資料の整理を行った。
麻生区では栗木台や黒川、早野地域で縄文時代の遺跡や遺構が多く出土される。市北部の出土資料を保存している同施設が、区民に直接土器に触れて歴史を知ってもらう機会を作った。
子どもたちは土器についた泥や砂などをブラシで取り除く「洗浄」や、墨で土器の凹凸や模様を写し取る「拓本」作業に取り組んだ。貴重な土器を手にした子どもたちは慎重な手つきで土器を取り扱っていた。
親子3人で参加した栗木台在住の安藤優太くん(12)は「土器に直接触れる機会は少ないので、すごく貴重な体験ができてよかった」と話した。
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