専門家招き「いじめ」考える 地域教育会議が講演会
西生田中学校区地域教育会議が12月1日、同校体育館で「いじめ」について考える講演会を開く。文部科学省からアドバイザーを招き、いじめを地域で解決していく糸口を探す初の試みを実施する。
川崎市地域教育会議は市内51の中学校区、7つの行政区におかれている組織。麻生区内にも9つの中学校区に設置され、町会やPTAのメンバーなど地域住民が参加。親や子ども、地域単位で教育を考える取り組みとして、イベントや交流会などを行っている。
この講演会は、西生田中学校区地域教育会議が定期的に行っているイベント「教育を語る集い」の一環で行われる。相次ぐいじめ問題をうけ、文部科学省が先月設置した「いじめ問題アドバイザー」のひとり、江崎澄孝氏(元神奈川県警本部生活安全部長/警視長)を講師に招き、全国的に多くの学校や地域が直面する様々ないじめ問題の現状や対策について考える。
「いじめ、地域の問題として」
地域教育会議が「いじめ問題アドバイザー」を招いていじめ問題を扱う講演会を実施するのは初めて。講演会開催を企画した同教育会議の横山馨さんは「もはやいじめは学校だけの問題ではない。地域住民の目線で子どもたちを見守っていく環境をつくることが、子どもや地域、先生のためになるのではないかと考える」と話している。
時間は午前10時半から。参加希望者は直接会場へ。上履きが必要。駐車場には限りがあるため、なるべく公共交通機関を利用のこと。この講演会に関する問い合わせは横山さん(【携帯電話】090・8745・1213)まで。
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